2010年12月16日

細かいことですが!

金原明善翁生家再生工事ではいろいろと実に細かな工事もしています。柱や梁に欠損した穴が空いたままになっているところが沢山あります。大工さんが一つ一つ丁寧に新しい同じ材種を使って埋めていきます。200年を過ぎた建物なので色は違いますが穴があいたままではしのびないのでできる限り現状の形に合うように再生してもらっています。古民家再生ではないのですがマンション等の大規模修繕工事の設計監理もいくつかやらさせていただいています。これは10年から15年ほどたった建物ですが調べているといろいろと見えてくるところがあります。自分が設計したらこのような納まりはしてはいけないとか、このような材料を使ってはいけないとか逆にこれは使える材料、納まりとか本当に勉強になることが多い仕事です。設計者はやはりしっかりとした技術と知識の上にたってデザインを追及していくことが最も大事だとこの頃痛切に感じています。古民家再生は昔の職人の技術と知恵を勉強する絶好の機会でもあります。
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Posted by 玄建築設計室 at 13:27│Comments(0)
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