2008年05月25日
設計士の仕事と技術
2008.5-26の日経アーキテクチャアに建築と社会をつなぐ15人の提言という特集があった。そのなかで興味深かったのはワタミ代表渡邉美樹氏のデザイン、法規、コストその統べてに通じ総合的に判断できるのが真の設計者ではないか!それから、社会システムデザイナー横山禎徳氏のアーキテクトとはそもそも『技術の統合者』という意味。クライアントとの交渉に始まって、構造、設備、施工などすべてにかかわって統合するのが仕事。デザインだけに特化したアーキテクトという言葉があること自体おかしい。という二氏の言葉が印象的であった!両者から読み取れたことは技術としての設計。基本の技術がなくてはいけないということです。この頃は建築士の仕事がますます細分化されうちの事務所はデザインだけ、うちの事務所は構造だけとなりつつあります。現実の建物を依頼するクライアントにとってみれば、全ての面で明快な答えがほしいはずです。もう一度、真の統合者になるように勉強し出直すことが必要だと仕事をさせていただくたびに感じるこの頃です。横山氏の言われるように誇り高き技術の統合者としての「アーキテクト」を目指して…!
Posted by 玄建築設計室 at 16:40│Comments(0)